Journal of down care · Vol.01

Home careNo. K2

ダウンの洗濯方法|家で洗えるかの判定と手洗い・洗濯機の手順

ダウンジャケットを家で洗う方法を、洗濯表示で洗えるか判定するところから、手洗い・洗濯機それぞれの手順、ふっくら乾かすコツまでまとめました。洗剤の選び方や脱水時間など失敗しやすいポイントも解説します。

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Author
Haru
白で統一されたランドリールーム
Fig. — 白で統一されたランドリールーム

ダウンって家で洗っていいの? クリーニング代を考えると、自分で洗えたらうれしいですよね。

答えは、洗濯表示に「おけ」のマークがあれば、家で洗えます。ポイントは3つだけ。中性洗剤を使う、脱水は短く、乾燥は「中の羽毛まで」しっかり。この3つを守れば、ふっくら仕上がります。

この記事では、洗えるかどうかの判定から、手洗いと洗濯機の手順、乾かし方まで順番に説明します。「洗えないマークだった」「高いダウンだから自分で洗うのは怖い」という人は、プロに出す場合の比較も参考にしてください。

プロに出すなら — Comparisonダウンのクリーニングおすすめ3選|普段のダウンに合う宅配を比較

まず洗濯表示で「家で洗えるか」を判定する

ダウンの内側(左脇の縫い目あたりが多いです)についているタグを見てください。見るのは一番左の「おけ」のマークです。

洗濯表示 意味 家で洗える?
おけに数字(30・40など) その温度までなら洗濯機で洗える ◯
おけに数字+下線 弱い洗濯(下線2本は非常に弱い) ◯ 弱水流で
手を入れたおけ 手洗いならOK ◯ 手洗いで
おけに× 家庭での洗濯はできない ✕ プロへ

消費者庁の解説によると、記号の下の線は「弱い処理」、2本線は「非常に弱い処理」を表します。おけに×がついているのに洗うと、表地が縮んだり、コーティングがはがれたりするおそれがあります。

用意するもの

  • おしゃれ着用の中性洗剤(ダウン専用洗剤ならなお良い)
  • 洗濯ネット(ダウンがたたんで入る大きめのもの)
  • 洗面器か浴槽(手洗いの場合)
  • バスタオル2〜3枚
  • 厚みのあるハンガー

普通の粉洗剤や弱アルカリ性の液体洗剤は洗浄力が強く、羽毛の油分まで落としてしまうことがあります。油分が抜けた羽毛はパサついて、ふくらみにくくなります。

洗う前の下準備

  1. ポケットを空にして、ファスナーとボタンを全部しめる(生地の引っかかり防止)
  2. ファー・フードなど外せるものは外す(リアルファーは水洗いできません)
  3. 襟・袖口の黒ずみを先に部分洗いする(中性洗剤の原液を少しつけて、指でなじませておく)

手洗いの手順(いちばん失敗が少ない)

  1. 洗面器か浴槽に30℃以下のぬるま湯をため、表示どおりの量の中性洗剤を溶かす
  2. ダウンをたたんで洗濯ネットに入れ、手で押して沈める(羽毛は空気を含んで浮くので、しっかり押す)
  3. 押す→離すを20〜30回。もみ洗い・こすり洗いはしない
  4. 水を替えて、同じように押し洗いですすぐ。泡が出なくなるまで2〜3回
  5. 洗濯機に移して脱水30秒〜1分。長く回すと羽毛が片寄ってかたまる

洗濯機で洗う手順

洗濯表示がおけに数字(洗濯機OK)のダウンなら、洗濯機でも洗えます。

  1. たたんでネットに入れ、1回に1着だけ洗う
  2. コースは「手洗い」「ドライ」「おしゃれ着」など、いちばん弱い水流を選ぶ
  3. 水温は表示の数字以下。迷ったら30℃以下
  4. ダウンが浮いてきたら、一度止めて手で沈める
  5. 脱水は30秒〜1分だけ。設定できない機種は、途中で止める

ふっくら乾かすコツ

ダウンの洗濯で一番大事なのは乾燥です。表面が乾いていても、中の羽毛が湿ったままだと生乾きの臭いやカビの原因になります。

  1. 脱水後、バスタオルで包んで上から押し、水分を吸わせる
  2. 形を整えて、洗濯表示どおりに干す(縦線ならハンガーでつり干し、横線なら平干し、斜線つきなら日陰)
  3. 直射日光は避け、風通しのいい日陰で。扇風機やサーキュレーターの風を当てると早い
  4. 半日おきに、全体をパンパンとたたいて羽毛をほぐす。かたまりは指でもみほぐす
  5. 2〜3日かけて、中までしっかり乾かす

洗濯表示に四角の中に円(タンブル乾燥OK)があれば、仕上げに乾燥機を低温で20〜30分かけると、羽毛に空気が入ってふっくらします。円の中のドットが1つなら低温(排気60℃まで)です。四角に円で×がついている場合は乾燥機は使えません。

家で洗わないほうがいいダウン

洗濯表示が洗えるマークでも、次のようなダウンは自宅洗いのリスクが大きくなります。

  • 10万円を超えるブランドダウン(失敗したときの損が大きい)
  • 表地がウールやレザー、リアルファーつき
  • 縫い目のないシームレスダウン(接着部分がはがれることがある)
  • 何年も洗っていなくて、汚れや臭いが強い

迷ったときは、無理に洗わずプロに任せたほうが、結果的に長く着られます。失敗するとどうなるか、どう直すかは別の記事にまとめました。

失敗例と直し方 — Home careダウンを自宅で洗って失敗したときの直し方|ぺちゃんこ・臭い

どこに出すか迷っている人は、料金・保管の有無まで比べたこちらの記事が参考になります。

次に読む — Comparisonダウンのクリーニングおすすめ3選|普段のダウンに合う宅配を比較

まとめ

  • 洗濯表示の「おけ」に×がなければ、家で洗える
  • 中性洗剤で、押し洗い。脱水は30秒〜1分
  • 乾燥は日陰で2〜3日。たたいて羽毛をほぐしながら中まで乾かす
  • ブランドダウン・シームレス・ファーつきは、無理せずプロへ

※洗濯表示の記号は消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」を参照しました。