Journal of down care · Vol.01

StorageNo. S4

ダウンの保管方法|つぶさない・カビさせない収納と圧縮袋NGの理由

ダウンジャケットをシーズンオフに自宅で保管する方法をまとめました。しまう前の準備、たたむかハンガーか、圧縮袋がNGな理由、カビと虫を防ぐクローゼットの環境づくりまで、来年もふっくら着るためのコツを解説します。

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Author
Haru
照明の入ったウォークインクローゼット
Fig. — 照明の入ったウォークインクローゼット

春になってダウンをしまうとき、とりあえずクリーニングのビニールのままクローゼットへ…。それ、秋に出したら臭い・カビ・ぺちゃんこの原因になります。

ダウンを来年もふっくら着るための保管のコツは、「汚れを落とす」「湿気をためない」「つぶさない」の3つだけです。この記事では、しまう前の準備から、ハンガーとたたむのどちらがいいか、圧縮袋がNGな理由、クローゼットの環境づくりまで順番にまとめました。

家に置くスペースがない人は、クリーニングと保管がセットになったサービスもあります。

保管付きクリーニングとは — Storage保管付きクリーニングとは?料金・期間・選び方を5社で比較

しまう前にやること

1. 汚れを落とす

一番大事なのがこれです。1シーズン着たダウンには、目に見えなくても汗や皮脂がしみこんでいます。汚れたまましまうと、

  • 皮脂が酸化して黄ばみになる
  • 汚れが栄養になってカビが生える
  • 羽毛同士がくっついてボリュームが落ちる

洗濯表示で家で洗えるダウンなら自宅で洗い、洗えないダウンやブランドダウンはクリーニングに出してからしまいましょう。

2. 完全に乾かす

洗ったあと、雨の日に着たあとは、中の羽毛までしっかり乾かします。羽毛のかたまりを指でつまんで、しっとり感が残っていたらまだ早いです。

3. クリーニングのビニールカバーは外す

クリーニングから戻ってきたときのビニールは、運ぶためのものです。かけたままだと湿気がこもり、カビや変色の原因になります。受け取ったらすぐに外して、半日ほど陰干ししてからしまってください。

ハンガーとたたむ、どっちがいい?

ハンガーにかける たたんで収納
ボリューム ◯ つぶれにくい △ 重ねるとつぶれる
型くずれ ◯ 肩の形が保てる(厚いハンガーなら) △ 折りじわがつく
スペース △ 場所をとる ◯ 省スペース
向いているダウン ロング丈・ブランドダウン 薄手のライトダウン・ベスト

基本はハンガーにかけるのがおすすめです。肩に厚みのあるハンガーを使い、ファスナーを閉めて形を整えておきます。

スペースの都合でたたむなら、ふんわり大きめにたたみ、上に物を重ねないのがポイント。衣装ケースの一番上に入れましょう。

圧縮袋がNGな理由

場所をとるダウンこそ圧縮袋に入れたくなりますが、おすすめしません。

  • 長期間ぎゅっと押しつぶすと、羽毛が折れて元に戻らなくなることがある
  • 空気を抜いた袋の中は湿気の逃げ場がなく、カビの原因になる
  • 表地に深いしわが残る

数日の旅行や引っ越しで一時的に使う程度ならまだしも、半年間の保管には向きません。

クローゼットの環境づくり

湿気対策

  • 除湿剤を置く:湿気は下にたまるので、クローゼットの床に
  • 詰めこみすぎない:服と服のあいだに、こぶし1つ分のすき間
  • ときどき扉を開けて換気:晴れた日に数時間開けるだけでも違います

虫対策

羽毛は虫に食べられにくいといわれますが、表地がウールのものや、ニット・コートと一緒にしまうなら防虫剤を入れておきましょう。防虫剤は空気より重い成分が下に広がるので、服より上に置くのが効果的です。種類の違う防虫剤を混ぜると、成分が反応して服にしみがつくことがあるので、1種類に統一します。

カバーは不織布に

ほこりよけのカバーは、ビニールではなく通気性のある不織布のものに替えます。

保管中にやっておきたいこと

梅雨明けと秋口に、一度ダウンを出して風に当てると安心です。カビや臭いが出ていないかの確認にもなります。

家に置くのが難しいなら

一人暮らしでクローゼットが小さい、湿気がこもりやすい家に住んでいる、という人は、クリーニングと保管がセットになったサービスを使うのも手です。温度と湿度を管理した倉庫で秋まで預かってくれるので、しまう前の準備もまとめて終わります。

次に読む — Storage保管付きクリーニングとは?料金・期間・選び方を5社で比較

まとめ

  • しまう前に汚れを落とし、中まで乾かす
  • ビニールカバーは外して、不織布カバーに
  • 基本は厚みのあるハンガーにかける。圧縮袋は使わない
  • 除湿剤・すき間・換気で湿気をためない