Journal of down care · Vol.01

StorageNo. S3

コートのクリーニング預かり|カシミヤ・ファー付きの注意点

ウール・カシミヤのコートやロングコートを、クリーニングで秋まで預かってもらうときの注意点をまとめました。素材やファーで断られるケース、ロング丈の入れ方、店舗の預かりと宅配の保管付きクリーニングの違いを解説します。

Published
Reading
3 min
Author
Haru
ラックに並ぶベージュのコートとダウン
Fig. — ラックに並ぶベージュのコートとダウン

ウールのコートやロングコートは、家のクローゼットで一番場所をとる服です。春から秋までクリーニング店に預かってもらえたら助かりますよね。

コートを預けるときに気をつけたいのは、素材とファーです。カシミヤなどの獣毛やリアルファーは、サービスによって「追加料金なし」「別料金」「預かり不可」と扱いがまったく違います。この記事では、コートならではの注意点と、店舗と宅配の預かりの違いをまとめました。

保管付きクリーニングの比較 — Storage保管付きクリーニングとは?料金・期間・選び方を5社で比較

店舗の預かりと、宅配の保管付きクリーニングの違い

コートを預ける方法は、大きく2つあります。

店舗の預かり 宅配の保管付きクリーニング
申し込み 店に持ちこむ ネットで申し込み、集荷
料金 クリーニング代+保管料(1着ごと) パック料金(クリーニング・保管・送料込み)
受付時期 季節限定のことが多い 春〜夏に受付
受け取り 店に取りに行く or 配送 選んだ時期に自宅へ届く
向いている人 1〜2着だけ、近くに店がある 5点以上まとめて、店に行く時間がない

たとえば白洋舍は、宅配のクリーニング代とは別に「季節保管」を付ける方式で、ダウン衣料1着550円、温度・湿度の基準を厳しくしたプレミアム保管は1着3,960円です(2026年11月時点・公式サイトより)。点数が少なければこちらのほうが安く済むこともあります。

素材別の注意点

ウールのコート

ほとんどのサービスで問題なく預けられます。虫食いが心配な素材なので、温度・湿度を管理した倉庫で保管してもらえるのはむしろ安心です。

カシミヤ・アンゴラなどの獣毛

扱いがサービスによって分かれます。

  • 追加料金なしで受け付けるところ(例:モクリンは高級素材も追加料金なしと案内)
  • 季節保管の対象外にしているところ(例:白洋舍の季節保管は、カシミヤ・アンゴラなどの獣毛を対象外にしています)

高いコートほど、申し込む前に公式サイトの「取り扱いできないもの」を確認してください。

リアルファー付き

フードや襟に本物の毛皮(ラビット・フォックス・ラクーンなど)が付いたコートは、受け付けないサービスが多いです。取り外せるなら外して家に置き、本体だけ預けます。取り外せない場合は、毛皮を扱える専門店に相談しましょう。フェイクファーなら、多くのサービスで本体と一緒に1点として扱われます。

レザー・合皮が使われたコート

一部に革や合皮が使われているコートは、洗濯表示がすべて×でなければ受け付けるところもありますが、合皮は経年劣化ではがれやすく、断られることもあります。

ロングコートの入れ方

宅配の場合、集荷バッグや箱に入れて送ります。ロングコートは、

  • 縦に二つ折り → さらに三つ折りくらいに、大きめにたたむ
  • 重いコートは下、ニットやマフラーは上
  • 詰めこみすぎない(バッグの大きさの上限を超えると追加料金や返送になることも)

コートの形は、クリーニングの仕上げで整えてもらえるので、送るときのしわはそれほど気にしなくて大丈夫です。

コートと一緒にダウンも預けるなら

コートと一緒にダウンも預けると、パックの点数をかさばる服で埋められて、1点あたりの料金がお得になります。ブランドダウンも追加料金なしのサービスが多いので、どのサービスを選ぶかは、料金と保管期間を比べた記事を参考にしてください。

次に読む — Storage保管付きクリーニングとは?料金・期間・選び方を5社で比較

家で保管する場合のコツは、ダウンの保管方法の記事が参考になります(コートも基本は同じです)。

自宅で保管するなら — Storageダウンの保管方法|つぶさない・カビさせない収納と圧縮袋NGの理由

まとめ

  • 1〜2着なら店舗の預かり、5点以上まとめるなら宅配の保管付きが向いている
  • カシミヤなどの獣毛は、サービスによって追加料金・対象外がある
  • リアルファーは外せるなら外して家に置く
  • ロングコートは大きめにたたみ、重いものを下に