Home careNo. K5
ダウンのカビの取り方|白カビ・黒カビの見分け方と自宅での対処
しまっていたダウンジャケットに白い粉や黒い点…それはカビかもしれません。白カビと黒カビの見分け方、自宅でできる応急処置、プロに任せるべき理由、来年カビさせない保管のコツをまとめました。カビ臭さが残るときの考え方も解説します。
冬が来て、クローゼットからダウンを出したら、白い粉のようなものや黒い点々がついていた。カビっぽい臭いもする…。ショックですよね。
最初にお伝えしたいのは、白カビなら自宅の応急処置で目立たなくなることが多い一方、黒カビは家庭ではほぼ落とせないということ。そして、どちらの場合も中の羽毛にまで広がっている可能性があるので、着る前に一度はプロのクリーニングで全体を洗うのが安全です。
見分け方から、自宅でできること、再発させない保管のコツまで順番にまとめました。
白カビと黒カビの見分け方
| 白カビ | 黒カビ | |
|---|---|---|
| 見た目 | 白い粉・綿のようなふわふわ | 黒・緑がかった点々 |
| 場所 | 表面全体・縫い目 | 襟・袖口・縫い目に点在 |
| 深さ | 生地の表面にいることが多い | 生地の奥まで根を張る |
| 自宅で取れる? | ◯ 目立たなくなることが多い | ✕ 色素が残る |
白カビはまだ表面にいる段階のことが多く、黒カビは生地に色素が染みこんだ状態です。黒い点が見えたら、自宅で落とそうとせずプロに相談しましょう。
自宅でできる応急処置(白カビの場合)
- 屋外で、乾いた状態のまま洋服ブラシで表面のカビをはらう
- 消毒用エタノールを、目立たない所で試してから、タオルに少しふくませて軽くたたく(色落ちやコーティングの変化がないか必ず確認)
- 風通しのいい日陰で、しっかり乾かす
これで見た目はきれいになることが多いですが、表面のカビを落としただけです。中の羽毛や裏地に胞子が残っていると、湿気を吸ったときにまた生えてきます。
やってはいけないこと
- 塩素系漂白剤(カビキラーなど)を使う:表地の色が抜け、羽毛も傷みます
- 濡らしてこする:カビが生地の奥に入りこみ、広がります
- カビたまま、ほかの服と同じクローゼットに戻す
プロに任せたほうがいい理由
カビは、ダウンの外側だけでなく中の羽毛にまで広がっていることがあります。羽毛は湿気を吸いやすく、一度カビると内側から臭いが出続けます。
プロのウエットクリーニング(水洗い)なら、羽毛ごと洗って乾燥機で中までしっかり乾かせます。抗菌・防カビ加工をオプションで付けられる店もあります。
ただし、黒カビの色素は、プロでも完全には落とせないことがあります。申し込むときに「カビがある」と伝え、どこまで落とせるか確認しておくと安心です。カビやシミの扱いに慣れた「ダウン専門」の店と普通の店の違いは、こちらで詳しく書いています。
ダウンにカビが生える原因
カビは湿気・汚れ(栄養)・温度の3つがそろうと増えます。ダウンはこの3つがそろいやすい服です。
- 汚れたまましまった:汗や皮脂、食べこぼしがカビの栄養になる
- 湿ったまましまった:雨の日に着たあと、洗ったあとの乾燥不足
- クリーニングのビニールカバーのまま保管した:湿気がこもる
- クローゼットがぎゅうぎゅう:風が通らない
来年カビさせない保管のコツ
- しまう前に汚れを落とす:1シーズン着たダウンは、汗が羽毛まで届いています
- 完全に乾かしてからしまう
- ビニールカバーは外し、通気性のある不織布カバーに替える
- クローゼットは詰めこみすぎない。除湿剤を置き、ときどき扉を開けて換気する
家に置くのが不安なら、温度と湿度を管理した倉庫で預かってくれる「保管付きクリーニング」を使う手もあります。保管のコツは、こちらの記事にまとめました。
まとめ
- 白カビは表面にいることが多く、ブラシとエタノールで目立たなくなる
- 黒カビは色素が残るので、自宅で落とそうとしない
- 中の羽毛にもカビが広がっている可能性があるので、着る前にプロの水洗いへ
- 汚れと湿気を残さずしまうのが、一番の予防